2016年現在のドコモ・au・ソフトバンクの月々の最低料金まとめ
- カテゴリ : 格安SIM料金ガイド
ドコモ・au・ソフトバンクのことを「大手キャリア」と呼んだりします。
これらの大手キャリアと格安SIMの料金にはどれぐらいの差があるかを検証してみます。
今後、格安SIMに切り替えようかどうか迷っている方はこのページを読むことで、料金面でどのぐらいの差があるのかをハッキリ把握していただければ幸いです。
契約の条件について
2016年現在の日本ではiPhoneのシェアが最も高いので、ここではiPhone6sにMNP※をすると仮定して月々の料金を算出してみます。
容量に関しては一番安い16GBということにします。
※ MNPとはモバイル・ナンバー・ポータビリティの略で、番号そのままで他社に移行することを意味しています。
このページで紹介している月々の料金はMNPでキャリア会社を移る際の料金ですから、今と同じキャリア会社のままiPhone6sにする場合(機種変更)は、もう少し高めの金額になるとお考えください。
ドコモの毎月の料金の最低金額
ドコモの公式サイト内にあるiPhone料金シミュレーションで算出してみます。
ドコモの場合、「通話かけ放題プラン」や「データ通信の量」に関していくつかの選択肢からプランを選ぶことができます。
今回はそれらの選択肢では、料金が最も安いプランを選択することにします。
- 電話かけ放題プランあり(1通話5分以内なら無料)
- データ通信量は月に5GB
というプラン選択をした結果、以下のようになりました。
iPhone6sの機種代金(24回払い)を含めると月々の料金は8,208円/月(税込)となります。
機種代金を抜きにすると7,560円 / 月(税込)なので、その差額の648円が機種代金となります。
そして、
648(円) × 24(ヶ月) = 15,552(円)
となるので、iPhone6sをトータル15,552円で購入できることになります。(※iPhone6sの定価については後述)
この点だけ見ると安いですが、そのために毎月の料金が高く、そして2年間という契約の縛りがあるのが大手キャリアの特徴であると言えます。
auの毎月の料金の最低金額
次はau公式サイトにあるiPhone料金シミュレーターで算出してみます。
auの場合、電話かけ放題プランを付けないとデータ通信プランが金額の高い「LTEフラット(5,700円/月)」しか選択できなくなるようなので、今回は電話かけ放題プランの最も安いものを選択します。
- 電話かけ放題プランあり(1通話5分以内なら無料)
- データ通信量は月に3GB(※1GBのプランもありますがここでは選択しません。理由は後述)
このような選択をしたほうがトータルで安くなります。(通話料金は定額ではなくなります)
すると合計料金は、
7,146円/月(税込)になりました。
上画像をご覧になるとわかるとおり、これはオプションには何も加入していません。
機種代金を抜きにすれば6,696円(税込)、機種代金自体は月々450円(税込)となっています。
450(円) × 24(ヶ月) = 10,800(円)
つまり、10,800(円)でiPhone6sの16GBを買えてしまうことになります。
機種代金だけで見ればドコモと同じように安いですね。
補足1:auの1GBデータ通信プランを選択しない理由
auの場合、データ通信プランに1GBというものもあります。
しかし、1GBのプランを選択すると機種代金の割引(月々3,060円)がなくなってしまうため、トータルで高くなってしまいます。
補足2:auスマートバリューに最初からチェックが入っていることに注意
上記のau料金シミュレータでは割引サービスである「auスマートバリュー」に最初からチェックが入っています。
「auスマートバリュー」は家庭用の光回線を同時に契約している場合だけに適用できる割引なので、すべての人に適用できるものではありません。
ここに最初からチェックを入れておいて見かけの金額を少しでも安く見せようとしているあたり、auのやり方は非常に悪質だと言えます。
ソフトバンクの毎月の料金の最低金額
最後にソフトバンクでの毎月の料金を見てみます。
これも公式サイト内に料金シミュレータがありますので、それを使って算出します。
今回も上記のドコモやauの時と同じように、なるべく安くなるようにプランを選択していきます。
- 電話かけ放題プランあり(1通話5分以内なら無料)
- データ通信量は月に5GB(※1GBのプランもありますがここでは選択しません。理由は後述)
すると、機種代金を含んだ合計金額は8,010円/月(税込)となりました。
補足1:ソフトバンクの1GBデータ通信プランを選択しない理由
ソフトバンクのデータ通信プランで1GBを選択しないのは上記のauのケースと同じく、1GBを選択すると割引(月々3,450円)がなくなってしまい、トータルでは逆に高くなってしまうからです。
また、データ通信2GBのプランは電話かけ放題プランの高いほうを選択しないとグレーアウトしていて選べないようです。
ドコモ・au・ソフトバンクの毎月の最低料金まとめ
今回のシミュレーションでは以下のようになりました。
データ通信量 | 最低料金(税込) | |
---|---|---|
ドコモ | 5GB | 8,208円 |
au | 3GB | 7,146円 |
ソフトバンク | 5GB | 8,010円 |
すべて電話かけ放題プラン(1通話5分以内が無料)が付いています。
上表の金額はこのページの最初に言いましたように、
- MNPによって番号そのまま移行して契約
- 機種はiPhone6s
- iPhone6sの容量は16GB
という条件での金額になります。
ですからもし機種を上位機種であるiPhone6s Plusにしたり、現在契約しているキャリアで機種変更をした場合はもっと高い金額になるでしょう。